湯シャンで頭皮の皮脂過剰分泌を抑える
シャンプーは薄毛の原因になるか?
薄毛の悩みで医療機関などで見てもらうと、
『湯シャン』をすすめられる事が結構あります。
湯シャンは、市販のシャンプーの洗浄力が強すぎるため、余分な皮脂だけでなく、
頭皮を守るための皮脂まで洗い流してしまっている場合に育毛に効果があります。
良く皮脂が毛穴に詰まり、抜け毛の原因になると言われています。
そもそも皮脂が頭皮を詰まらせるような事はなく、
皮脂は、頭皮を守るバリアの役目を果たしています。
たしかに過剰すぎる皮脂は頭皮に良くありません。
しかし、皮脂を洗い流すために強すぎる洗浄力のシャンプーを使うと、
足らなくなった皮脂を補うために、頭皮から余計に皮脂を分泌させてしまいます。
皮脂→洗う→皮脂を補うために更に皮脂を出す→洗う→皮脂を抑えるために更に皮脂を出す
こうやって頭皮の皮脂が過剰分泌を起こすのです。
こうなると頭皮環境はどんどん悪化し、薄毛になるというメカニズムです。
医師がすすめる湯シャンは、頭皮の皮脂を正常に保つために推奨されています。
湯シャンで一時的に抜け毛が増える?
長い間シャンプーで頭皮環境を悪化させた場合、
湯シャンの使い始めに抜け毛が増えるという報告があります。
湯シャンを開始してしばらくは、
弱々しい抜け毛が増えることがあります。
正常な髪の毛に生まれ変わるための準備期間のようなもので、
弱々しい毛は抜けて当然なのです。
髪の毛の弱毛化が進んでる場合は、髪の毛が正常に戻るのに時間を要します。
シャンプーの回数を減らす
どうしても髪の臭いや油などが気になる場合は、
3日に1回とかの割合でシャンプーをすることをおすすめします。
シャンプーの際は、洗いよりすすぎに時間を割くようにして、
シャンプーを残さないように気をつけましょう。
私も今は湯シャンを続けており、週に1回ほどニナゾルシャンプー(Ninazol)2%を使っております。
このニナゾルシャンプーは、発毛効果の期待できるシャンプーで、脂漏性皮膚炎による薄毛や、AGAにも効果があるとされています。
湯シャンのまとめ
シャンプーによる皮脂過剰分泌は、皮脂の洗い流し過ぎにより、
さらに過剰分泌され悪循環に陥り、頭皮環境が悪化していく。
湯シャンで皮脂の取りすぎを改善し、正常な皮脂の分泌量に戻す。
シャンプーがしたい場合は、回数を減らしシャンプーのすすぎ残しに気をつける。
湯シャンを続けていけば、皮脂の過剰分泌は改善されて、
頭皮環境も良くなるはずです。