鶏レバーの食べ過ぎで脱毛症を引き起こす
[AGA治療前の写真]
[2017年11月撮影]
育毛に欠かせない栄養素の一つであるビタミンがあります。
ビタミンにもいろいろな種類がありますが、今回はビタミンAの摂りすぎにより、
脱毛症を引き起こす原因になることについて書きたいと思います。
ビタミンAについて
ビタミンAは、視覚や細胞分裂にかかわり、抗酸化作用があることで知られています。
ビタミンAとはレチノールと、体内でレチノールに変わるプロビタミンA、β-カロテン、
クリプトキサンチンなどをまとめたものです。
ビタミンAの量は、レチノール量とプロビタミンAが、
レチノールに変換された量の合計のことを指します。
ビタミンAが不足すると、免疫力低下などの悪影響が引き起こされると分かっています。
鶏レバーのビタミンAの量
焼き鳥が好きな人は、定番のもも肉や皮などの他にも、
鶏レバーも食べることがあると思います。
この鶏レバーは、他の食品と比べて特にビタミンAが豊富です。
鶏レバー100gあたりのビタミンAの含有量は14000μgです。
ビタミンAの1日の摂取推奨量は900μgですが、
鶏レバー串を1本食べただけでも4000μgにもなります。
ビタミンAの不足は前述した通り、免疫力低下などの体に悪い影響を及ぼします。
しかし、過剰摂取による体への影響の一つに『脱毛症』の恐れがあるのです。
ビタミンAの摂りすぎが薄毛の原因
ビタミンAの過剰摂取によって、頭皮が硬くなったり、
皮膚が荒れたりすることが報告されています。
また、疲労感がなかなか取れなかったり、食欲不振を起こしたり、
睡眠障害などの症状がでることもあります。
頭皮が硬くなるということは、血行が悪くなっているということです。
頭皮の荒れも、そのまま頭皮環境が悪くなっている証拠です。
また、食欲不振や睡眠障害なども、もちろん髪にとって良いことではありません。
こういった要因が薄毛を引き起こすと考えられます。
栄養素の過剰摂取は禁物
ビタミンAは、本来なら頭皮環境を良くするために必要な栄養素です。
しかし、過剰摂取により反対に『頭皮環境を悪化させる』ことがあるということを知りましょう。
これは、他の栄養素にも言えることで、
髪に必要な栄養素を必要な分だけ摂ることが重要なのです。
髪に必要な栄養素は薬にもなるし、毒にもなるということです。